CHIKAMINE|定番だけじゃない。旬の食材を自由に楽しむ創作天ぷら@東京・渋谷

CHIKAMINE|定番だけじゃない。旬の食材を自由に楽しむ創作天ぷら@東京・渋谷

渋谷で楽しむ、自由な発想の天ぷら「CHIKAMINE」

渋谷駅から徒歩7〜8分ほど、並木橋方面へ歩いた場所にある「CHIKAMINE(チカミネ)」。
2022年12月にオープンした天ぷら専門店で、2025年には食べログ「天ぷら 百名店」にも選出されています。

店内はカウンター9席のみ。
こちらの魅力は、海老や穴子といった定番の天種だけにとどまらない、自由な食材選び。
魚介や野菜はもちろん、山菜や花、茶葉など、「これも天ぷらに?」と思うような食材が次々と登場します。
旬の香りや食感を天ぷらで楽しませてくれるのがCHIKAMINEらしさ。

大将のお話も楽しく、食材について聞きながらいただけるのも魅力です。
堅苦しい高級天ぷらというより、「次は何が出てくるんだろう」とワクワクしながら楽しめる一軒でした。

おまかせコース

料理はおまかせコースで16,000円。
値上がりが続く天ぷら店が多いですが、このお値段はかなりお値打ち。
訪れる季節によって内容が大きく変わり、天ぷらを中心に一品料理や〆、デザートまでかなりの品数が登場します。

今回は初夏らしく、アカシアの花やヤングコーンなど、この季節ならではの食材も。
魚介も蛤や真ホッケ、穴子などバリエーション豊富で、かなり満足感のある内容でした。

揚げ油は米油100%。鍋を2つ用意しており、140℃と190℃に設定しているそう。

万願寺とうがらし

玉葱、胡瓜の漬物

さっぱりとした味わいと心地よい食感で、揚げ物が続く口の中をすっとリセットしてくれます。
こういう箸休めがあると、次の天ぷらがまた美味しく感じられます。

雲丹と海苔

パリッと軽やかに揚がった海苔に、北海道小川の雲丹をたっぷり。
海苔の香ばしさと磯の香りに、雲丹の濃厚な甘みが重なります。
天ぷら一品目からしっかりと印象に残り、この後のコースへの期待が高まるスタートでした。

虎河豚出汁、稚内 銀杏草

厳寒の1月から3月に、稚内の前浜で地元漁師によって丁寧に手で採取される貴重な天然海草を、虎河豚出汁で。

アカシアの花

CHIKAMINEさんでしか出会ったことのない、アカシアの花の天ぷら。
旬が短い食材だからこそ、こうして季節の一品として味わえるのが嬉しいです。
サクッと軽い衣の中から、ふわっと広がる花の繊細な香り。華やかだけれど主張しすぎず、初夏らしさを感じる一品でした。

新茶 煎茶

新茶の煎茶をそのまま天ぷらに。
サクッと軽い衣のあとから、新茶ならではの爽やかな香りとほろ苦さがふわっと広がります。
お茶を「食べる」という意外性もあり、季節を感じられる印象的な一品でした。

秋田 コシアブラ

葉が閉じたものを選んでいるそうで、香りがしっかり感じられます。
口に入れると独特の香りが広がり、ほどよい苦味が後を引きます。

真ホッケ

1.5kgの大きな真ホッケ。ホッケを天ぷらでいただくのも珍しい。
脂ののった身はふっくらとしていて、ほろっとほどけるやわらかさ。
ホッケらしい旨みはしっかりありながら、天ぷらにすることでどこか上品な印象になります。
普段食べ慣れている焼き魚とはまた違う美味しさでした。

桑名 蛤

三重県桑名の、1個200gの大ぶりな蛤を天ぷらで。
噛んだ瞬間にぷりっとした食感があり、その後から貝の濃厚な旨みがじわっと広がります。
蛤の持つ水分や旨みを衣の中に閉じ込めたような仕上がりで、素材そのものの力強さを感じました。

白茄子

熱々の白茄子は、中が驚くほどトロトロ。
油との相性が良い茄子ですが、こちらは油っぽさをほとんど感じず、瑞々しさと甘みがしっかり残っています。
シンプルな食材だからこそ、揚げ方による違いがよく分かる一品でした。

静岡 ヤングコーン

初夏らしい静岡県産のヤングコーン。夜中2時に収穫して、その日のうちに天ぷらにします。
実の部分は瑞々しく、噛むほどに弾けるような甘み。
ヒゲも天ぷらにしてあり、こちらはサクサクと軽く香ばしいですが、髭まで瑞々しさを感じます。
ヤングコーン好きとしては、この季節に出会えると嬉しくなる一品です。

虎河豚

ふっくらと揚がった虎河豚は、弾力のある身質で噛むほどに上品な旨みが広がります。
淡白な印象のある河豚ですが、天ぷらにすることで身の甘みがより際立ち、衣の香ばしさとも好相性。
シンプルだからこそ、素材の良さがよく分かる一品でした。

沖縄 津堅島 人参

ミネラルが多い土地の人参なので、人参というより芋っぽさがあり、ホクホクと甘いです。
特有の臭みもなく、人参が苦手な方でも美味しくいただけると思います。

子持ち槍烏賊

中に卵を抱えた槍烏賊を丸ごと天ぷらに。やわらかな身と、卵のとろける食感。
噛むほどに烏賊の甘みと旨みが広がり、子持ちならではの濃厚さも感じられました。

芽室 男爵芋

ねっとりとした食感に、じゃがいもそのものの甘みがしっかり。
揚げることで表面には香ばしさが加わり、中はなめらかです。
シンプルな一品ですが、素材の美味しさがストレートに伝わってきました。

にんにくの芽

シャキッとした歯触りを残した、にんにくの芽の天ぷら。
一本でも香りがしっかりとあり、存在感がありました。

穴子 シャリ

終盤には、ふっくらと揚がった穴子をシャリと一緒に。
香ばしい衣に包まれた穴子は身がやわらかく、ご飯との相性は言うまでもありません。
天ぷらをたっぷりいただいた後なのに、ここでお米が出てくると不思議とまた食欲が戻ってきます。

混ぜそば 春野菜とアボカド

さらに〆には、「ソラノイロ」プロデュースの春野菜の混ぜそば。
天ぷら屋さんのコースで、この〆が出てくるのが面白い。
春野菜の風味にアボカドのまろやかさが加わり、コース終盤でもするっといただけました。
最後まで王道の天ぷらコースに収まらない、CHIKAMINEらしさを感じる一品です。

石垣島 パッションフルーツ、あまりん

デザートはフルーツ、アイス、更にはわらび餅とココナッツブランマンジェと盛りだくさん。
どれも天ぷらの後にぴったりの美味しさです。

ほうじ茶アイス

わらび餅、ココナッツブランマンジェ

CHIKAMINE まとめ

「天ぷら」と聞いて想像していたコースとは、良い意味でまったく違いました。
雲丹や蛤、ホッケといった魚介から、アカシアの花、ヤングコーン、白茄子など季節のものまで。

珍しい食材を使うこと自体が目的ではなく、それぞれの香りや甘み、食感を天ぷらにすることで楽しませてくれるのが印象的です。

そして何より品数が多い。
これだけ様々な食材を楽しめて、〆までしっかり用意されているので、食後の満足感もかなり高めでした。

一点だけ気になることといえば
基本的に提供時に塩をかけていただくのですが、その塩が「ろく助塩」のような旨味を添加した塩で、それがひたすら続くので食べ疲れてしまう点。
素材が良いので、普通の塩で食べる品を挟んでもいいのでは?と感じました。

大将との会話も含めて堅苦しさがなく、「次は何が出てくるんだろう」と最後まで楽しめるのもCHIKAMINEの魅力。
季節が変われば食材もガラッと変わりそうなので、また違う時期にも訪れてみたい天ぷら店です。

予約方法

TableCheckから予約可能。
https://www.tablecheck.com/ja/shops/chikamine/reserve

店舗情報

CHIKAMINE

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