2012年11月16日。
兄妹ワンコの空くん・ファティさんがおうちにやってきた日です。
当時、すでに2歳半。
出会いは里親募集サイトでした。
プードルの女の子を1匹飼いたいな、でもペットショップで買うのもなんだかなぁ…
と思ってたので、里親募集サイトを見ていたのですが
掲載されていたファティさんの写真を見て一目惚れしてしまいました。
(全然プードルじゃないけど。雑種だけど。笑)
で、写真一覧の隣を見ると空くんがいまして。
兄妹ですが別々に里親募集をしてました。
さすがに1人暮らしでいきなり2匹はキツイぞ。。。と思いながらも
生まれてからずっと一緒に過ごした兄妹を引き離すわけにはいかないよな。。。と悩んだ結果、
2匹同時に引き取ることを決意しました。
里親募集をしていた飼い主さんは保護団体とかではなく個人だったので、
京橋駅で引き渡しを行いました。
(▲最近たまたま京橋に行く機会があって、懐かしくて撮った写真。
ちょうど写真右奥の柱あたりで2匹と初めて会ったなぁ。)
ちょっと、というかだいぶ衝撃だったのが、飼い主さんに
「なんでこの子たちを手放そうと思ったんですか?」って聞いたら
「他の犬もいろいろ飼ってて、面倒見れなくなったから」
という回答がきたこと。
おお、そんな理由なのね…とショックを受けました。
おうちに来たばかりの時の写真。
もう成犬なのに、子犬の顔してる。
やっぱり2匹はすごく仲が良くて、兄妹で引き取って良かったなーと思います。
ただ、育った環境の悪さを感じさせることが多々ありました。
まずトイレ(ペットシーツ)を認識してないこと。
きっとタオルか何かの上にしてたんだろうな…ラグや毛布などあらゆる「布」にオシッコをしてました。
2匹同時のトイレトレーニング、これが一番大変だった…
まずケージに2匹入れて、トイレしたら褒める・出してあげる、という作戦だったのですが
なんせ犬ってトイレするのを見られるのが嫌で、私が目を離した隙にどちらかがオシッコをするので
どっちがしたか分からず、褒めることも叱ることもできませんでした。
トイレトレーニングのために、オシッコするまで一晩中起きてました。
まじ辛かったな…。笑
びっくりしたことがもう1つ。
この子たち、お散歩したことない…!!!!!
はじめてお散歩に連れて行ったら、2匹ともビビってその場から動かない。
自転車や車が通る度、怖がってしまう。
最初は全くお散歩にならず引き返しました。
この子たち、ずっと外の世界を知らなかったんだ…と思うと本当に悲しくなりました。
でも、回数を重ねていったらだんだん楽しそうに歩いてくれて、
今ではお散歩大好きになりました。
(▲写真は、お散歩が慣れてきた頃になぜか2匹同時にオシッコし始めたので面白くて撮った図。笑)
他の犬と違うなぁ、と思ったところは
とにかく愛情に飢えていること。
引き取った当日から2匹一緒に私の膝の上に来て、離れなかったり。
私がお風呂やトイレのために姿が見えなくなると、ずっとピーピー鳴いたり。
どこへ行くにもあとをついてきたり。
(あ、今でもそうだな…笑)
ママが帰ってこないんじゃないか、と不安だったんでしょうね。
「ママが離れても見えなくなっても、必ず帰ってくる」と認知させるまでだいぶ時間がかかりました。
あと、たぶん前の飼い主さん、よくこの子たちを叩いたり叱ったりしてたせいか
私が2匹の頭を撫でようと手をかざすと、反射的に目をギュッと瞑って頭を低くして、叩かれるのを覚悟するような表情をしたり。
そんな顔を見ると、さらに悲しくなってしまう…。
この子たちの凄く大事な2年半、辛いことばかりだったんだろうなというのが
表情や行動に表れてました。
2〜3時間のお留守番をさせたら、いつもこんなんでした。苦笑
ファティさんにいたっては、帰ってきたら嬉ションするし。片付け超大変。
これもだんだん慣れさせていって、今ではケージは全く使わず
お部屋の中で長時間の留守番もいい子で待っててくれます。
たまに悪さもしますが…
私の大切なものはきちんと分かってるのか、PCや周辺機器をいつもローテーブルの上に放置して行くのですが
1度もイタズラされたことはありません。いい子たちだ。
おうちに来て2週間くらいの時の写真。
かまくらベッド買ってあげたら2分で寝始めて、超可愛かったな。
2匹いつも一緒。
私のこと、いっぱいいっぱい癒やしてくれました。
最近の写真。
君たち、リラックスしすぎだよ…。
ファティさん、私の太ももに挟まるの図。
ちょっと性格に難ありの子でワガママですが(笑)、それを超える可愛さ。
ええ、親ばかです。
空くん、とにかく甘えん坊。
ハチャメチャなファティさんの面倒を見たりご機嫌取りしてくれるのが空くんです。
すっごく優しくて、ちょっとビビリ屋。
2匹を育てるって大変ではありますが、
この子たちが居なかったら乗り越えられなかったこともたくさんあります。
本当に毎日癒やし。
そんな2匹も来年の3月でもう7歳。
そろそろシニア犬の年齢になってきますが、できるだけ元気で、楽しく生きてほしいな。と願うばかりです。