鮨こばやし|鮨さいとうで15年研鑽。広尾で味わう正統派江戸前鮨@東京・広尾

鮨こばやし|鮨さいとうで15年研鑽。広尾で味わう正統派江戸前鮨@東京・広尾

2025年オープン。広尾に誕生した注目の鮨店

2025年10月10日にオープンした「鮨こばやし」。
広尾駅からほど近い静かなエリアの2階に店を構える、カウンター8席のみの江戸前鮨店です。

扉を開けると、白木のカウンターが印象的な凛とした空間が広がりますが、どこか温かみも感じられる居心地の良い雰囲気。ご夫婦を中心とした穏やかな接客も心地よく、肩肘張らずに食事を楽しめました。

「鮨さいとう」で15年。小林郁哉氏が独立

大将を務めるのは小林郁哉氏。
日本を代表する鮨店「鮨さいとう」で約15年にわたり研鑽を積み、グループ各店で経験を重ねてきました。

香港店ではオープン初年度からミシュラン二つ星を獲得。その後帰国し、国内店舗でも腕を振るったのち、満を持して自身の店「鮨こばやし」を開業されました。
実際にいただいてみると、その経験は一貫ごとの丁寧さからもしっかりと伝わってきます。

正統派だからこそ際立つ、一貫ごとの完成度

コースは、おつまみ数品から始まり、握りへと続く王道の構成。
最初にいただく鯖の棒寿司や蛸の柔らか煮、締めの太巻きなどには、「鮨さいとう」の流れを感じさせる一面もありながら、全体としては小林氏らしい丁寧な仕事が印象に残りました。

シャリは酸味を強く効かせるタイプではなく、やわらかく口の中で自然にほどける優しい味わい。
ネタとの一体感を大切にしたバランスの良い握りで、鮪をはじめ、白身や貝類までどれも完成度が高かったです。

おまかせコース

白身魚のお出汁

生姜が効いた上品なお出汁でスタート。胃が温まります。

蒸し鮑 肝ソース

ぷるんと保水されて柔らかな食感。
肝ソースは濃厚で、少量でも印象に残ります。

鯖の棒鮨

梅酢のような爽やかな酸味があり、身はやわらかでしっとりしています。

蛍烏賊

香ばしく焼かれていますが、身はぷっくりと。
クリアな旨味の肝が溢れ出ます。

鮟肝

ほろっと崩れる柔らかさで、程よい甘み。

ノドグロ

見ただけで美味しいことが分かるノドグロ。
香ばしく、じゅわっと汁が溢れ出ます。
脂がしっかりのっているので、添えられた山葵や福井の梅干しがぴったり合います。

春子鯛

ここから握りへ。
春子鯛は艶やかで美しい。甘みがあり、やわらかです。

天草 小肌

滑らかでツヤツヤ。香りはしっかりありますが、臭みがありません。
脂ものっており、余韻が長く続きます。

三重 平目

少し寝かせて厚めに切っているため、もちもちとした食感で噛むほどに旨味が出てきます。

赤身漬け

鮪は全て同じ個体で、銚子の150kgだそう。
口に入れた瞬間、赤身の良さがふわっと香ります。きめ細やかで味の密度が濃いです。

大トロ

香りよりもったりとした脂を楽しめる大トロ。

背寄りの中トロ

繊維を感じず、すっと溶けていきます。脂はしっかり感じられます。

泥障烏賊

酢橘とともに。鮪とは対照的な烏賊の冷たさで、ガラッと印象が変わります。
厚く食べ応えがありますが、噛んだ瞬間にとろけていきます。

車海老

海老の温度やぷりっと感が丁度良いです。

ハラスの部分だそう。寝かせていないせいか、最初にやや水っぽさが来ます。
個人的にはもう少し脱水された方が好きです。

赤貝

中国の赤貝だそう。やわらかで、やや独特の香りがします。

馬糞雲丹

磯の香りとともにとろけるような甘みが広がります。

穴子

ほろっほろな繊細な仕上がりの穴子。煮詰めも上品です。

太巻きと玉子焼き

さまざまな具材がたっぷり巻かれた太巻き。贅沢です。
玉子は甘さを抑えたプリンのような味わい。

味噌汁

鮨こばやし まとめ

「鮨さいとう」で長年培われた技術を受け継ぎながらも、気負わず楽しめる空気感が魅力の「鮨こばやし」。
完成度の高い握りはもちろん、ご夫婦の温かな接客や居心地の良さも印象に残る一軒でした。
オープンしたばかりですが、この内容であれば予約が取りづらくなっていくのも時間の問題かもしれません。

予約方法

InstagramのDMより予約受付。
https://www.instagram.com/sushi_kobayashi_/

店舗情報

鮨こばやし

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