ミシュラン一つ星!季節を感じる実力派和食 赤坂おぎ乃
赤坂駅から程近い場所にある【赤坂おぎ乃】。
2020年3月にオープンし瞬く間に人気店になり、さらに「ミシュランガイド東京2022」の日本料理部門において一つ星を獲得しました。
大将の荻野 聡士氏は高校卒業後に三つ星『吉兆 嵐山本店』『銀座小十』で修業。
二つ星『銀座奥田』の料理長に抜擢され、3年間研鑽を積んだ後に独立しました。
おまかせコース「重陽の節句」
秋の訪問、松茸を使ったコースです。テーマは「重陽の節句」。
おまかせコースは27,500円 (税込)、松茸の季節はお値段が少し上がります。
菊酒
「重陽の節句」は旧暦で9月9日のことで、「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願います。
まず初めは菊の花びらが浮かぶお酒からスタート。
車海老、梭子魚、舞茸
着せ綿の下には、キラキラの一品目。
車海老に梭子魚、そして炭火で焼いた舞茸。黒酢のジュレでサッパリといただけます。
穴子と蓮根餅
とろけるようなやわらかさの穴子と、もちもちの蓮根餅、新銀杏。
蓮根餅は加賀蓮根と野口蓮根の2種を使用しています。
白河 甘鯛のお椀
お椀はグジと生木耳、白髪葱、菊の花。
お出汁はクリアな味わいで優しく、香り良いです。
カワハギ、肝、ちり酢ジュレ
里芋の葉の上には、鮮度の良いカワハギの身と肝。
新鮮だからこそ、肝は臭みが無く綺麗な味わいです。
ピリ辛のちり酢ともぴったり。
鮑、馬糞雲丹
水とお酒と昆布だけで炊いた鮑と、甘みのある利尻の馬糞雲丹。
同じ昆布を食べる仲間なので相性も良い組み合わせです。
器がとても綺麗で秋らしいです。
北海道戸井 本鮪
中トロの部位に炭を直接当てることにより、炭の香りがふわっと。
海苔の佃煮と卵黄醤油と一緒に。脂がとろけ、甘みとコクが素晴らしいです。
岩手 松茸、銀河のしずく
岩手県産の松茸を炭火焼きにし、同じく岩手県産の「銀河のしずく」というお米の煮えばなと一緒に。
お米の甘みと松茸の豊かな香り。シンプルが最高です。
鰻の蒲焼き、松茸フライ
毎回楽しみなおぎ乃さんの鰻は愛知の一色うなぎを使用。
パリッとジュワーとした鰻は絶品です!
松茸は細かい衣でフライに。シャクシャクとした食感が良いです。
八寸
おぎ乃さんといえば、美しい八寸!
- 仙台 スッポンを使った茶碗蒸し
- 秋刀魚と紫玉ねぎの酢の物
- 京都 山科なす
- 鱈白子 ポン酢ジュレ
- きぬかつぎ、大徳寺納豆
- 柿と豆腐ソース
- いくら、春菊と松茸のおひたし
- シルクスイーツのサツマイモ天ぷら
シルクスイートの天ぷらは揚げたて熱々を。
喉黒の味噌幽庵焼き
たっぷり削った栗と、無花果、舞茸を添えて。
喉黒は甘みとコクが力強く、栗はふわっと溶けるよう。
舞茸はパリッとしたアクセント。
喉黒と無花果と合わせると甘じょっぱさがたまりません。
鱧、松茸
鱧から取ったお出汁にたっぷりの松茸、鱧の身を鍋仕立てで。
秋の吹き寄せご飯、京赤地鶏
〆のご飯も楽しみのひとつ。
ひとつめは彩り良い吹き寄せご飯。
ご飯の上には京都の京赤地鶏を。
力強く深みのある旨みにびっくりです。
昆布やお漬物。
なめこの赤出汁。
鱧と松茸の出汁おじや
先程の鱧と松茸のお出汁とご飯の組み合わせ。優しい味わいです。
牛蒡、いくら、じゃこご飯
最後はご飯のお供全を部のせで。
和栗アイスクリームのあんみつ
栗のアイスクリームには小豆、白玉、寒天、栗、そして黒蜜をかけて。
秋らしく上品な甘さで、ツボなデザートでした。
お土産のご飯
お土産にご飯をたっぷりいただきました!嬉しい!
赤坂おぎ乃 まとめ
季節を感じるおぎ乃さんの丁寧な料理の数々。
今回も素晴らしかったです。
チームワークも良く、ライブ感のあるカウンターは見ていてとっても楽しくて時間が経つのがあっという間でした!
予約方法
OMAKASEにて予約可能。
毎月1日に予約枠が開放されます。
https://omakase.in/ja/r/gx748339