【片折】透き通るような滋味深い日本料理@金沢

【片折】透き通るような滋味深い日本料理@金沢

ミシュラン二つ星、金沢の日本料理の名店 片折

北陸鉄道浅野川線 北鉄金沢駅から車で約10分。
2018年5月にオープンした日本料理の【片折】。
どうしても行きたかった名店のひとつです。

席はカウンター6席と少ないため、滅多に予約が取れません。

店主の片折 卓矢氏は、二番手を務めていた金沢『つる幸』から金沢の料亭の料理長を経て独立しました。
気さくに笑顔で接してくださり、リラックスして時間を楽しむことができます。

おまかせコース

北陸の食材を存分にいただけるおまかせコースは昼・夜ともに35,090 円(税サ込)。
蟹の時期に伺いましたので、コース料金は上がっていると思います。

玄米煮出し茶

最初に香ばしい香りの玄米煮出し茶を。

氷見 梭子魚の炙りと地物大根

梭子魚は炙って香ばしく。
鬼おろしにした大根が良いアクセントです。

一番出汁

目の前で削る鰹節と昆布を合わせた一番出汁。
旨みと香りが良く繊細です。

九絵のお吸い物

削りたての鰹節を使った、クリアなお出汁。
塩分はごく控えめなので、九絵の美味しさが引き立ちます。

レアな香箱蟹

内子も外子もてんこもりの香箱蟹。
半生の状態で、甘みとレアならではの食感が素晴らしいです。感動しました!

九絵 縁側の部分、泥障烏賊

山葵、塩、醤油、ちり酢で。
醤油は能登の醤油をブレンドしているそうで、鰹が香り飲める美味しさ。
泥障烏賊の甘みが良いです。

能登 迷い鰹

脂の乗りが抜群で、臭みがなく良い意味で鰹っぽくない旨み。
これは美味しい…!

加能蟹 焼き蟹

石川県で水揚げされたズワイガニの雄を「加能蟹」と呼んでいます。
甲羅幅9センチ以上で、身入りのいいものには水色のタグが付けられているそう。

目の前で活きた蟹の脚をバチバチと切っていく姿は圧巻、というかちょっと可哀想。

炭火で丁寧に焼いた加能蟹は、身が締まっていてしなやか。
シンプルに蟹の美味しさや旨みが楽しめます。

金沢春菊の白和え

春菊のクセが無くやわらかで、とても綺麗な味。

真鴨炭火焼き 自家製柚子胡椒

真鴨の旨み、弾力、力強さがダイレクトに味わえます。

加能蟹と蟹味噌

蟹の身を蟹味噌にダイブ。蟹味噌は雑味がなくまろやかです。
こんな贅沢な食べ方をすると背徳感がありますね。

蟹味噌と餅米

先程の蟹味噌に餅米を入れて、おじや風に。
薄口醤油と塩で味付けしているそう。
蟹味噌のまろやかさと餅米特有の香りがとても合います。幸せ。

里芋の田舎煮

味付けは控えめ。やさしくほくっとした食感です。

加能蟹刺し

透き通った美しい蟹の身を生で。
甘くなめらかな食感は幸せです。

薇の信田巻き

お揚げがたっぷり出汁を含んでいて、噛むとジュワーっと広がります。

煮えばな

甘くやわらかな煮えばな。これだけでもう幸せ。

お味噌汁、香の物、氷見牛の八幡巻きも。

〆のご飯は4種類用意されていて、好きなものを選べます。
複数選んでもOKなので、全種類をシェアしながらいただきました。

鯖鮨

鯖の肉厚さと脂の乗り、そして昆布の旨みがたまりません。

蟹の餡かけご飯

蟹の旨みたっぷりの餡かけご飯。もはや飲み物です。

鰹の漬け丼

美しい紅色。
身がきめ細やかで素晴らしい舌触りです。

鰹節と卵黄のご飯

鰹節の上品な香りと卵黄の甘みがたまりません。

生の落花生を使った落花生豆腐

デザートはつるんともちもちの落花生豆腐。
やさしい甘さで、ほわっと落花生が香ります。

お抹茶

以上でコースが終了。

片折 まとめ

北陸の素晴らしい食材を使った、透き通るような綺麗な味の料理たち。
加能蟹もしっかりと堪能できて幸せでした。
大将や女将さんの気遣いも心地よく、ほっこりするお店です。

店舗情報

片折

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