京都駅伊勢丹で和久傳の味をリーズナブルに楽しめる 京都和久傳
1870年創業の日本料理店、和久傳。
以前に室町和久傳に伺って良かったので、京都駅の伊勢丹レストランフロアにある【京都和久傳】も訪問してみることに。
高台寺和久傳や室町和久傳よりリーズナブルに料理を楽しむことができます。
残念に思ったことを最初に書いておきます。
低価格の昼メニュー「支子2,750円」、「刈安 4,400円」は予約が不可で、直接店舗に伺ってオーダーする形式だそう。
私は上記どちらかのメニューを食べたいなと思っていたので、伺う直前に電話で混雑状況と「予約無しなら店舗前に並べば良いですか?」と聞いたところ、「お名前お伺いすればすぐ入店できるようにします」とのことでしたので、名前を伝えて5分後くらいに伺いました。
お昼時は満席のようで、2組ほど待ち。
電話したことにより優先的に案内されました…が、ここからが問題でした。
待合室でメニューのオーダーを取ってくださったのですが、
直前の電話で「並べば良いか」と聞いたにも関わらず、予約扱いとされて「支子(こちらは既に売り切れ)」と「刈安」のメニューは受けられないとのこと。
ただ、本来であれば駄目だけどお受けします。と、やや恩着せがましく言われました…。
「刈安」コースは〆のご飯が3つから選べるので「鯛茶漬け」をお願いしたのですが、「鯛の黒寿し」が名物のようなので、席に案内される途中で「鯛の黒寿しに変えることはできますか?」と聞いたところ快くOKしてくださいました。
…が、実際提供されたのは変更前の「鯛茶漬け」でした。
まぁ私もオーダー変えちゃったのが悪いしなぁと思い、気持ちを切り替えて鯛茶漬けを楽しむことに。
これで美味しければ良いのですが、お米にこだわる和久傳とは思えないほどご飯がべちゃべちゃ。
それに更に出汁をかけるので更にべちゃべちゃ感が増して、食べるのが苦痛でした。
…とまぁ京都に来て、びっくりするほど残念な思いをしたのですが、お料理は全体的には美味しかったのでご紹介します。
刈安のコース
刈安のコースは4,400円(税込)。
窓際の席はカウンターになっており、京都の街を一望できます。京都タワーも見えました。
テーブル席も充実していますが、空いていれば窓際の席を指定すると良いかと思います。
食前酒
まずは竹に入ったオリジナルの食前酒をいただきます。
八寸
お料理の一品目は彩り良い八寸。
お造り、湯葉豆腐、鯖寿司、おかき揚げ、白和え、南蛮漬け、河豚の煮こごり、金柑。
いろんなものを少しずつ。鯖寿司や煮こごりが美味しかったです。
白味噌のお椀
こっくりとした白味噌のコクと甘み。
いつまでも飲んでいたくなるようなお出汁です。
本諸子と山菜
軽く揚がった本諸子に、蕗の薹、たらの芽、上に菊芋チップス。
食感や苦味が楽しい一皿です。
鯛茶漬け
〆のご飯は3種類から選べるので鯛茶漬けに。
想像していた鯛茶漬けとは違い、味噌で炊き上げられた鯛とあられが白米の上に乗っています。
お出汁をたっぷりかけていただきます。
お出汁はとても美味しく、しっかりめの味付けの鯛と味噌の旨みが溶け込んでいきます。
山椒がかなり効いています。
前途の通り、ご飯がべちゃべちゃすぎて、ねちょねちょの食感…全てが台無しでした。苦笑
昆布やお漬物も付きます。
栗餡の麩焼き、京番茶
栗餡を麩焼きで挟んだお菓子。
ゴロッと栗を感じられる上品な餡に、サクッフワッとした麩焼き。
京番茶と一緒にいただきました。
京都和久傳 まとめ
京都の人気店のランチ。
デパート内の店舗なので仕方ない部分もありますが接客にムラがあり、同じ和久傳グループとは思えませんでした…。
お料理は美味しいのに残念です。
機会があれば今度は「鯛の黒寿し」をいただきたいなと思っています。