東京・下町にある完全非公開のイタリアン TAKAMASA
2020年9月に都内某所にOPENし、完全非公開・一日限定二組というスタイルのイタリアンレストラン。
食べログは掲載不可ですが、SNSは可だそう。
TAKAMASAという店名は、シェフの父親のお名前”タカシ(Takashi)”とシェフのお名前”マサシ(Masashi)”の組み合わせ。
お店に入ると広々としており、素敵な空間が広がります。
席はL字のカウンター6席のみ。
オーナーシェフの渡邊将史氏は19歳で食の道へ。
「イザベラ ディ フェラーラ」「サバティーニ」など4店舗で料理長を務めました。
生産者や食材を大切にしたおまかせのコース
メニューはおまかせのコースのみとなります。
シャンパーニュで乾杯。
北海道短角和牛のブレザオラ
- 北海道短角和牛のブレザオラ(生ハム)
- 根セルフィーユ
- ジビエ(山羊)のソース
セルフィーユの甘さと美味しさにびっくり!
ほくほくとした温かなセルフィーユとブレザオラがとてもよく合います。
間に隠れたジビエのソースも絶品です。
縞海老、馬糞雲丹、蝦夷鹿コンソメのジュレ
- 天然クレソン
- 江刺 縞海老 卵も一緒に軽くマリネして
- 標津 塩水馬糞雲丹
- 蝦夷鹿コンソメのジュレ
鹿のコンソメの方が牛より味がクリアになるそう。
縞海老や馬糞雲丹の甘さと、クレソンのほのかな苦味、そしてコンソメが合わさります。
クラテッロ、水牛モッツァレラのフォカッチャ
- フォカッチャ
- 木更津 水牛モッツァレラ
- アンチョビ
- 焦がしバター
- クラテッロ
香りの良いフォカッチャにコクのあるチーズ、オレンジ香るクラテッロ。
思っていた以上に重層的な味わい。
桜海老のビスク、雲丹のパスタ
- 焼津サスエ前田魚店さんの桜海老、トマト、パプリカをビスクに
- 函館 紫雲丹、標津 馬糞雲丹
- 自家栽培の酢橘
スパイシーで甘さを感じるソースのパスタ。雲丹は2種類です。
熟した酢橘で爽やかさも。
香箱蟹のプリン
- 京都丹後 香箱蟹のプリン
- ケールの新芽
- 蟹殻の出汁のソース
なめらかなプリンの中には蟹の身がたっぷり。
蟹の香りが素晴らしいです。
上から内子と外子に味をつけてふりかけ状にしたものを掛けています。
白ワインもいただきました。
氷魚、唐墨のパスタ
- 琵琶湖 氷魚(鮎の稚魚)
- のびる、菜花
- 唐墨 2種
唐墨はイタリアのものと自家製5年熟成の2種類をかけています。
旨みが凝縮したようなパスタ。
ザクッとした食感のパンも。
白子、ホワイトアスパラ、ジェノベーゼリゾット
- 北海道「ゆきさやか」ともち麦
- ホワイトアスパラガス
- 白子のパルミジャーノムニエル
- 削ったジェノベーゼ
お米は北海道の品種ともち麦を。
瑞々しいホワイトアスパラと合わせリゾットにしています。
上にはパルミジャーノでムニエルにした白子。
目の前でジェノベーゼを削って仕上げてくれます!
リゾットの熱でだんだんと溶けていきます。
短角和牛
- 日高山脈の麓で放飼いの短角和牛
- ビーツ 自家製マスタード、シェリーワインビネガーのマリネ
- 山形 甚五右エ門芋
- オーガニックザクロソース
- シェフのお母様が摘んだ山椒、ネパール山椒を合わせたスパイス
奥側は熟成したヒレ。
ザクロの酸味が際立つソースとともに。
甚五右エ門芋は山形で500年以上続く農家さん1軒しか種芋を持っていない貴重なお芋です。
古都華、バジリコのグラニテ
- 奈良中井農園 古都華
- 水牛のヨーグルト
- 蜂蜜
- バジリコのグラニテ
バジリコのグラニテがとんでもなく美味しい!
爽やかな香りで、ヨーグルトや苺とともにサッパリといただけます。
セミフレッド、山羊ミルクのジェラート
- チョコレート、キャラメリゼした胡桃のセミフレッド
- 山羊ミルクのジェラート
- ピスタチオのソース
- とちおとめフリーズドライ
冷たいチョコレートのセミフレッドは、甘さ控えめながらねっとりとした口当たり。
とちおとめはフリーズドライでサクッとした食感と酸味が良いアクセントです。
最後まで手の込んだ料理たちに大満足です。
たくさんの種類が入ったハーブティーもいただきました。
TAKAMASA まとめ
こだわりの食材を使い、丁寧で美味しいお料理の連続。
シェフの食に対する真摯な思い、生産者に対するリスペクトが伝わりました。
濃密な時間をありがとうございました。
店舗情報
非公開のため、無し。