とろける生ハムと季節の料理を楽しむ「nacol(ナコル)」
浅草・観音裏に佇むイタリアンレストラン「nacol(ナコル)」。
2023年4月にオープンして以来、生ハムを中心にした唯一無二の料理で、グルメな食通たちから注目を集めています。
生ハムへのこだわりが別次元
「nacol」の主役は、なんといっても とろける生ハム。
フランス産21ヶ月熟成の「ジャンボン・オーベルニュ」を中心に、時期ごとに状態の良いものを選び抜き、ホバート社の特大スライサーで1枚ずつ丁寧にカット。
口に入れた瞬間、やわらかくほどける食感と、奥深い旨みが広がり、これまで食べてきた生ハムの概念が変わるほど。
オーナーシェフ・家亀智裕氏は、生ハムに魅せられ蒲田の繁盛店を閉じ、この「nacol」を立ち上げました。
おまかせコース
おまかせコースは13,000円 (税込)。別途サービス料10%となります。
スープ:生ハム、百合根
一品目は生ハムのコンソメ。身体が温まります。
コンソメはバターのような油分のコクもあり、ほくっと甘い百合根もたっぷり入っています。
ジャンポン オーヴェルニュ21ヶ月熟成:発酵バター、ブリオッシュ
香ばしいブリオッシュに発酵バターの香り、さらに極薄くスライスされた生ハムが熱で柔らかくなり、とろけて一体感を味わえます。
ハモン イベリコベジョータ 36ヶ月熟成:吉本牛乳、あまえぎみ、恋みのり
吉本牛乳を使ったモッツァレラとリコッタチーズはミルキーでコクがあり、フレッシュ感もあります。
それにトマトと苺を組み合わせると至福。
ハモンイベリコベジョータは薄いながら凝縮された旨みがあり、存在感ばっちり。
ノワール ビゴール 24ヶ月熟成:伝助穴子、菊芋、イカ墨
愛媛の伝助穴子と、コンフィした菊芋は軽いフリットに。ザクザクッとした食感が心地よいです。
墨袋と下足などを使った烏賊墨ソースでいただきます。
使用している生ハムは、レジェンド扱いされる生ハムだそう。
魚沼産コシヒカリの新米「雪椿」を最初に食べたコンソメスープで炊き、ノワールビゴール 24ヶ月熟成と一緒にいただきます。
個人的には何も味付けしない白米の方が好きだったりします。
スロヴェニア産プロシュート 18ヶ月熟成:ニョッコフリット
イタリア人がプロシュートと同じ製法で作った生ハムだそう。
揚げたてニョッコフリットの余熱で、じんわりと溶けるプロシュートの旨み。
ふわっとしたプロシュートの舌触りも良いです。
スロヴェニア産 プロシュート18ヶ月熟成:土佐のマスクメロン
生ハムにメロン、という王道な一皿。
切りたてならではの薄さと軽さが味わえます。
発酵バター、ブリオッシュ
シンプルに、ブリオッシュに発酵バターの組み合わせ。
オセトラキャビア、アオリイカ カッペリーニ
キャビアとアオリイカのたまらない組み合わせ。アオリイカの甘いねっとり感とキャビアの塩気が良いです。
カッペリーニはアルデンテの強い茹で加減。
アマトリチャーナ タリアテッレ
トマトソースにグアンチャーレ、玉葱、羊のペコリーノチーズを加えています。
麺はタリアテッレ。トマトと玉葱の甘みの引き立つパスタです。
東京ビーフ/藁焼
濃い味わいの東京ビーフは、更に藁焼きで香りが増しています。
赤身らしいジューシーさと食べ応えがあります。
チーズケーキ
ふわっと軽くやさしい甘さのチーズケーキ。
料理と生ハムに合わせたペアリング
ワインをメインに日本酒も取り入れたペアリング、6種類のお酒をいただきました。
nacol まとめ
浅草・観音裏の「nacol」は、生ハム好きにはたまらない隠れ家イタリアン。
とろける生ハム、藁香る肉料理、そしてワインとのペアリング──満足度の高い、ファンが多いのも納得のお店です。
予約方法
OMAKASEにて予約可能。
https://omakase.in/ja/r/ur658194
店舗情報
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