予約困難!静岡・浜松の最高食材を楽しめる食べ物屋 勢麟
浜松駅から徒歩10分ほどのところにある【勢麟(せいりん)】。
浜松周辺の旬の食材を独自のアプローチで提供する“食べ物屋”というジャンルです。
食べログは2年連続GOLDを受賞しています。店主は長谷部敦成氏。
店内はカウンター8席のみ。
壁に飾られた書は、京都・大徳寺黄梅院の住職の作品とのこと。
河豚を堪能できる、おまかせコース
おまかせコースは33,000円(税込)~。
春は魚介や山菜、初夏は鱧、盛夏は浜名湖の天然鰻、秋は松茸、冬は河豚。
1年で5度、主役の食材が変わります。
この時期は河豚尽くしのコースでした。
天然鰻と松茸の時期や、河豚の白子がコースに入る場合は料金が変動するそうです。
シラカワのお椀
昆布、鰹などの出汁や塩を使わないお椀。力強い味わいで塩味もしっかり。
身はふわっとプリっとしており、一品目から目を見開く美味しさです。
朝獲れ平貝 磯部焼き
平貝と同じところで採れた海苔で挟んで。
海苔は適度な厚みがあり、香り良いです。平貝はむぎゅっとした弾力とコリコリ感。
朝獲れならではの食感で、時間が経つとこのような食感にはならないとのこと。
河豚 茶碗蒸し
出汁を使っていないという茶碗蒸し。旨みがしっかりと引き出されています。
熱々ですがツルンと喉越しが良いので、口の中が火傷しそうでもつい進んでしまいます。
中に隠れている白子はトロトロで、柚子胡椒がピリッと爽やか。
河豚 お造り
厚めにカットされたお造りは食感が良く、しっかりと河豚の旨みを感じられます。
葱と紅葉おろしは河豚を邪魔しない優しさ。
河豚 煮凝り
煮凝りは2匹分の皮を使っているそうで、ギュッと旨みが凝縮されています。
煮凝りはあまり好みでないのですが、これは絶品!もっと食べたくなる美味しさでした。
なんとお替わりもOKとのことでしたが、以降どれくらいの量か分からなかったのでグッと我慢。
河豚白子 炭火焼き
昼〆の白子は炭火でじっくりと火を入れて。一度にこんな量を食べたのは初めてです。贅沢!
ぷくぷくに膨らんで、中はトロットロでミルキー。
表面に塩を強めに振っているので、そのままで十分。ポン酢で味変しても。
河豚 唐揚げ
まず驚くのは大きさ。食べ切れるか心配になるサイズでしたが、油がとても軽やかで衣がサックサク!
身はプリプリでしっとり。いくらでも食べられそうです。
その美味しさに夢中になってしまいました…また食べたいなぁ。
山椒をつけても爽やかな香りで良いアクセントでした。
静岡らしく、日本酒の喜久酔をいただきました。
河豚 鍋
ごろっと大きな河豚が入ったお鍋。
出汁を使わずに野菜と河豚で炊いています。
白菜の甘みが引き立って美味しいこと…ポン酢なしでも美味しい。
原木椎茸もとても立派なものでした。
河豚白子
鍋でも白子を食べられる幸せ。ポン酢でシンプルにいただきます。
つやつやぷりっとした表面で、箸を入れればとろんとクリーミー。
秋田 芹
大好きな芹の根をたっぷりと。
シャキシャキとした食感と力強さを感じる香り。
味噌雑炊
お味噌のコクが河豚や野菜の旨みが溶け込んだスープと合わさり、たまらない美味しさ。
しっかり量のあるコースですが、スルッと食べられるのが不思議です。
お漬物もいただきました。
紅ほっぺ
手のひらに載せると分かる大きさ!
そのままかぶりつきます。とっても甘くて贅沢な気分。
自家製アイスクリーム
そのままでも美味しいアイスクリームにレミーマルタンXOを掛けて。
リッチな味わいと香りに最後まで幸せでした!
勢麟(せいりん) まとめ
圧巻の河豚コース。
かなりボリューミィなコースで満腹でしたが、出汁や余計なものを加えていないので胃もたれすることなく、翌日も身体が軽かったです。
これからは形態が変わり勢麟さんとしての営業日数がかなり絞られるようで、今後伺える機会があるのか…?と残念な気持ちです。