銀座でハイクオリティな江戸前鮨を楽しむなら 鮨 竜介
銀座の喧騒から少し離れたビルの地下にひっそりと佇む「鮨 竜介」。
名店「久兵衛」や「鮨一」で研鑽を積んだ山根竜介親方が2015年に独立し、開業した鮨処です。
白木のカウンター7席だけの静謐な空間で、赤酢と米酢のシャリを巧みに使い分けながら握られる鮨は、端正で心に残る味わい。
所作の美しさ、繊細さ、そして山根親方のあたたかく控えめな人柄が、銀座という地にありながらも心から寛げる空気を生み出しています。
土曜日ランチ限定の握りコース
土曜日ランチ限定の『握りコース』は、ディナーより手頃な値段でハイクオリティな正統派江戸前鮨を楽しむことができます。
鮪は「やま幸」さんの宮城県 塩釜 114kg。
空豆塩茹で
握りコースですが、最初に一品、空豆の塩茹でをいただきました。
平目
上品な旨みと甘みの平目。淡白さの中に、ほのかな脂の甘みが感じられます。
鯛 昆布締め
程よい食感と昆布の香り。旨味が凝縮され、甘みを感じます。
勝浦 金目鯛
脂がしっかり乗っていて、艶やかで柔らかな身質。
こんなに繊細な金目鯛はなかなか味わえません。この日一番印象に残った握りです。
子持ち槍烏賊
穴子の煮詰めを掛けてやや甘めの仕上がり。
中に詰まったトロッと甘い卵が口いっぱいに広がって幸せです。
帆立の茶碗蒸し
中に生帆立がゴロゴロ入った贅沢な茶碗蒸し。
干し貝柱の餡で更に風味豊かです。
赤身
上品な香り高さと、赤身の味の濃さに驚きます。
中トロ
ゆっくりと噛み締めると、旨味と脂の甘さが引き立ちます。
大トロ
蛇腹の次の部位とのこと。
筋を感じない柔らかさで、口の中でとろけていきます。
咀嚼するとキリッとしたシャリと一体感していきます。
小肌
塩がしっかりエッジの利いた、存在感のある小肌。
雲丹
クリアでとろける雲丹と、パリッとした香り良い海苔のコントラスト。
蟹クリームコロッケ
熱々揚げたて。一口サイズの蟹クリームコロッケですが、満足感のあるコクと旨み。
でもやっぱりあと5個くらい食べたい…
鯖
鯖の味と香りをしっかり感じる握り。
ほんのり甘い白板昆布で旨みがプラスされています。
閂
細魚より大きいサイズの閂は、プリっとサクッとした歯応えが楽しいです。
平貝
シャリとの間に海苔をしのばせています。
平貝特有のシャクシャクとした食感と磯の香り。
虎河豚白子
赤酢のシャリの上に、濃厚な白子。
キリッとした酸味とクリーミーさが絶妙です。
車海老
熱々の状態で提供されることが多いですが、竜介さんでは冷ました状態です。
熱がない分香りは薄れますが、その分キュッと締まった味の密度を楽しめます。
穴子
塩と煮つめを半々ずついただけるのが嬉しい。
もふっとふわっとした穴子は香りが良いです。
玉
ふわふわとしたカステラタイプの玉。
お椀
いただいたお酒たち
シャンパンから始まり、紀土や十四代などの日本酒も豊富でした。
鮨 竜介 まとめ
格式ある銀座の地でありながら、肩肘張らずに正統派江戸前鮨を楽しめる「鮨 竜介」。
ネタは驚くほど質が良く、ビシッと味が決まっており、丁寧な仕事が感じられます。
前評判は聞いていましたが、それ以上の大満足なひとときを過ごすことができました。また伺いたいお店です。
予約方法
下記サイトから予約可能。
一休:https://restaurant.ikyu.com/105901
Pocket Concierge:https://www.pocket-concierge.jp/restaurants/244032