抜群の雰囲気!静岡が誇る天ぷらの名店 成生(なるせ)
静岡駅から車で10分程度のところにある天ぷらの名店【成生(なるせ)】。
元々鷹匠にあったらしいのですが、今の場所には2021年3月に移転オープンしました。
静岡県民なのになかなか行けず…近くて遠いお店。ようやくの初訪問が叶いました。
浅間神社に隣接しているため、写真右には鳥居も見えます。(木に隠れてますが)
お庭がとても素敵!
まず通されたのはウェイティングスペース。
ウェイティングスペースには重さ3tにも達する富士山の石(大沢石)がドーンと鎮座しています。
とても大きいため、石を設置してから建物を造ったそう。
おまかせコース
おまかせのコースは26,400円 (税・サ込)。
店舗が移転した後は暫く写真撮影禁止だったのですが、タイミングが良かったのか写真解禁直後に伺うことができました。(2021年11月訪問)
大井川 落花生のすり流し
大井川の落花生と、クエの出汁を合わせて。
落花生がふわっと香ります。味付けはほとんどしてないとのことです。
クエ
焼津の20kgのクエ。
50度で湯通ししており、少し温まった状態をいただきます。ふわふわと甘みのある身を楽しめます。
伊勢海老
伊勢海老も地物。
油で軽く火を通してから炭火で炙っているため、程よく身が締まっており、とても香ばしいです。
焼津 太刀魚
ここから天ぷらが続きます。
大根おろしと天つゆにダイブ。
太刀魚は揚げることによって身が膨張。ふわっふわで、衣と一緒に溶けていきます。
清水 銀杏
低温で揚げたものを。
もちっとした食感がたまりません。
静岡 新蓮根
手づかみで豪快にいただきます。
じゃがいものようなホクッとした食感と甘さ!
桜海老
解禁したばかりの桜海老は、朝に獲れた時のみ出るそう。
軽い衣を纏った桜海老は香りが良いです。
鱚
適度に脱水され、旨みのしっかりとした鱚。
函館 南瓜
軽く塩を振って。ほくほく、まったり甘いスイーツのような南瓜です。
鱗つき白甘鯛
白甘鯛は温度帯と大きさの違いで2種類。
小さいものは熱々で。箸で持つと身が崩れてしまうほどやわらか。ホロホロしっとりです。
大きいものは低温で。魚の香りをしっかりと楽しめます。
白菜のサラダ
箸休めに、白菜をベースとしたサラダ。
鰆と唐墨が隠れています。野菜ひとつひとつの味が濃くて美味しいです。
赤むつ
身はふんわりとして、旨みのジュースがたっぷり。
茄子、葱
鰹節を添えて。とろとろで甘さが引き立ちます。
めんこだい
繊維が細やかで、脂の甘さがを楽しめます。
鰻
サクッと揚げた後にタレと山葵を塗って。
鰻を天ぷらにしたらしつこいイメージがありましたが、甘みと山葵の爽やかさで良いバランスです。
天ばら
〆は天丼、天ばら、天茶から選べるので、天ばらにしました。
お米は藤枝のハツシモ。
天ばらはさまざまな食材が入っており、胡麻の香ばしさと塩気でアッサリといただけます。
半分ほど食べた後は出汁を注いでもらい、薬味を入れて味変。
お漬物も丁寧で美味しいです。
苺のジェラート
スッキリとミルキーなジェラート。甘酸っぱさが良いです。
煎茶
最初は水出し、次はぬるめの温度で。香りがとても良いです。
お土産:おにぎり
お土産に俵型の胡麻塩おにぎりをいただきました。
お米が甘くて、最高に美味しいです!
成生 まとめ
素晴らしい雰囲気で、お庭を眺めながら絶品の天ぷらたち。
地物の食材ってこんなに美味しいんだな、と新しい発見をさせてくれました。
できれば通いたいお店です。