【蕎ノ字】静岡食材を使った粋な天ぷらと〆の絶品蕎麦@人形町

【蕎ノ字】静岡食材を使った粋な天ぷらと〆の絶品蕎麦@人形町

静岡から東京・日本橋へ進出!予約困難の天ぷら&蕎麦の名店 蕎ノ字(そのじ)

2016年10月に静岡から移転した天ぷら店【日本橋 蕎ノ字】。
天ぷら食って蕎麦で〆る」をコンセプトに、主に静岡の野菜や魚を使った天ぷらだけでなく、〆には益子産や鹿沼在来種を使った二八の蕎麦をいただくことができます。
人気のため、予約困難店としても有名。ミシュラン東京2023では一つ星を獲得しています。

店主の鈴木 利幸氏は、静岡県島田市出身。
ご実家も明治創業の老舗蕎麦屋の分家である「細島屋 花水木」を営んでいます。

店内は檜を使用したカウンター席のみで、凛とした雰囲気が漂います。

天ぷら食って蕎麦で〆る、おまかせのコース

メニューはおまかせのコースのみ。
今回は終盤に出てくる「インカのめざめ(じゃがいも)」以外は静岡県産の食材を使用しているとのことでした。

蕎麦の実

蕎麦の実を茹で、冷たい出汁をかけて浜名湖産の舞阪海苔とともに。
ぷちっとやわらかな蕎麦の実。

しじみと清助どんこ出汁のお吸い物

清助どんこは、直径5~7cmの肉厚なもので、噛み応えのある椎茸のこと。
旨味たっぷりで濃厚なエキス。

落花生

ほくほくとした食感と香り高い落花生。

車海老

しっかりめ・レアめで揚げ方の違いで出してくれます。
ぷりぷりで滑らか、甘みをしっかりと感じます。

車海老頭

塩と天つゆで。香ばしさと味噌の濃厚さ、ジュワッとした油の良さ。

箸休めとして生姜の甘酢漬けも。

ホクッとほどけるような鱚。

秋茗荷

じゃくじゃくと歯ごたえがよく、鼻に抜ける茗荷ならではの香り。

南伊豆 サザエ

身と肝を別々で。身は締まってしっかりとした弾力、噛むほどに旨味が出てきます。
肝はほろ苦さを味わえます。

粗挽き蕎麦がき

穀物感が残る粗挽きの蕎麦がきは香りと食感を楽しめます。

茄子

生のままと、天ぷらの食べ比べ。
生は瑞々しく甘みを感じます。天ぷらはトロトロとした食感で、中にしっかりと水分を閉じ込めています。

めごち

ホクッ、ふわっとした食感に、湯気とともに立ち上がる香り。

天竜鮎

黒ビールと共に。カリッと揚がっているので、頭も美味しい。
身はほろりと、鮎ならではの苦味も楽しめます。

松茸

熱々をかぶりつきます。
水分たっぷり、シャクシャクとした繊維の食感と香りの良さ。

雲丹の大葉巻き

たっぷりの雲丹を大葉で巻いて。
結構火がしっかりと入っているので、雲丹自体はトロリというよりはもそっとした感じでした。
私はレアな方が好みです。

穴子

箸でザクッと切れる衣のクリスピー感と、ふわっふわの身。
臭みは無く、穴子の旨味と香りが最高です。

インカのめざめ

これだけ静岡のものではない食材。
ほくほくしっとり、甘いじゃがいも。

温かい蕎麦

温かい・冷たい蕎麦が選べたので、欲張ってどちらも。
かき揚げが載った蕎麦は、出汁や蕎麦の香りが立ちます。

冷たい蕎麦

喉越しの良さ、コシの良さはやはり冷たい蕎麦だからこそ。
エッジが立った麺は噛むほどに旨味が出てきます。

黒大奴

島田名物の黒大奴。
小豆をさらし餡に仕上げ、羊羹でくるんだものです。上品な甘みで美味しい。

日本酒

美味しい天ぷらには日本酒がぴったり。いろいろ飲ませていただきました。

日本橋 蕎ノ字 まとめ

静岡の食材を使った天ぷらと蕎麦のコースは程よい量で食後感ももたれず良いです。
蕎麦も秀逸で、お料理だけでなく良い雰囲気も素敵。
人気の理由も頷けました。

 

店舗情報

日本橋 蕎ノ字

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