ミシュラン一つ星を獲得した、独学の天ぷら 江戸前晋作
※移転前の訪問です。2022年5月に人形町に移転しました。
独学で天ぷらを学び、2016年に創業した天ぷら店【江戸前晋作(えどまえしんさく)】。
カウンター8席のみで、なかなか予約が取れません。
19時の一斉スタートとなります。
おまかせのコース
おまかせのコースは20,000円(税込)、別途サービス料10%です。
〆は追加料金でマグロ茶漬け&かき揚げの天丼が+2,700円(税込)となります。
天つゆにたっぷりと大根おろしを入れて。これだけでつまみになります。
車海老
衣は軽くしっかりと揚げられており、キュッと締まった身。ぷりぷりとした甘みのある車海老です。
車海老(レアめ)
1本目の車海老をいただいた時に「もうちょっとレアな感じが好きだな」と思っていたら、お次は中心がレアの状態で提供されました。
これは嬉しい!先ほどよりやわらかな身を楽しめました。
海老の頭
ザクッとした食感に揚げられた、香り良く軽い食感の海老の頭。
5日間寝かせた鱚
しっとりと程よく脱水されており、ふわっほろっとした繊細な美味しさです。
墨烏賊
中はレアですが冷たくない、絶妙な揚げ加減です。
レアさで甘みが強調されます。
赤穂 白魚
軽くふわっふわの食感で、大葉が香ります。白魚は雑味が無く、香りの余韻も素晴らしいです。
ヒメコダイ
お魚はやはり身のやわらかさと、ふっくら感が引き立てられています。
昆布締めの小柱
シャクシャクと咀嚼すると昆布の香りが。
小柱はレアで甘さを感じます。美味しい…。
雲丹
北海道 標津の雲丹を大葉で挟んで。
雲丹に火は通っていないので、トロットロ。甘さが広がります。
穴子
穴子が出ると「もう終盤かな?」と思ってしまうのですが、中盤での提供です。
尾側は天つゆにつけて。ふわっと溶けるような身が存分に楽しめます。
お次の頭側は醤油タレを塗ったものが提供されます。カリッとした衣にピッタリ。
茄子
穴子と同様、2種類。
細かく包丁が入れられていて、皮がパリッと香ばしいです。
ここまで皮がパリパリの茄子は初めて。それなのに身はジュワーっと溶けるような瑞々しさです。
椎茸
脱水されていて、ふかふかの食感に干し椎茸のような凝縮された旨みを感じます。
じゃがいも きたあかり
外側までもやわらかで、しっとりなめらか。
あっさりとした味わいながら、何度も揚げることにより甘さが引き立っています。
かき揚げ丼
小柱と海老のかき揚げ丼。
タレは甘さが控えめでやや塩味を強く感じます。
お米は粒が立っており、ぷりっとした小柱や海老の食感とよく合います。
赤出汁と香の物も。
鮪の茶漬け
「天ぷらのお店で鮪の茶漬け!?」と思ったのですが、びっくりするくらい美味しくてお気に入り。
〆にぴったりです。
たっぷりの胡麻ダレに浸かった鮪をまずはそのままご飯と一緒に。
次に全部ご飯の上に乗せて、上から熱々のお茶を回しかけます。
胡麻の香りが引き立って、絶品!たまりません。
抹茶の葛餅
食後の甘味は、黒蜜をかけた抹茶の葛餅でした。
江戸前晋作 まとめ
大将のこだわりとセンスが光る天ぷらたち。
食材ごとに衣の印象や揚げ具合を変えており、人気の理由が分かりました。
天ぷらだけでなく〆の鮪の茶漬けも本当に美味しくて大満足でした。
次回は移転後の店舗に伺えるので楽しみです。
予約方法
OMAKASEにて予約可能。
https://omakase.in/ja/r/oj274267