ミシュラン一つ星、予約一年以上待ちの実力派和食 赤坂おぎ乃
赤坂駅から程近い場所にある【赤坂おぎ乃】。
2020年3月にオープンし瞬く間に人気店になり、さらに「ミシュランガイド東京2022」の日本料理部門において一つ星を獲得しました。
大将の荻野 聡士氏は高校卒業後に三つ星『吉兆 嵐山本店』『銀座小十』で修業。
二つ星『銀座奥田』の料理長に抜擢され、3年間研鑽を積んだ後に独立しました。
おまかせコース 重陽の節句
秋の訪問、松茸を使ったコースです。テーマは「重陽の節句」。
飲み物はハイボールをいただきました。
盃は愛宕の松でスタート。
車海老、雲丹、毛蟹、ほうれん草のお浸し、山えのき、いくら
薫香を纏った山えのきは香ばしさとシャキシャキ感、車海老はぷりぷり。幸せです。
対馬 煮穴子、蓮根餅、銀
とろける穴子と餡の一体感。下にはもちっと香り良い蓮根餅が。
シラカワの酒蒸し、松茸、蕪のお椀
鰹の一番出汁を使ったお椀。
まずお出汁をいただくと、豊かな香りと旨みで至福。松茸はシャキシャキとした食感が良いです。
だんだんと菊花が解けて広がる様も美しいです。
皮剥
里芋の葉に乗せて。
ちり酢と肝醤油でいただきます。やはり肝の濃厚さは美味…
泥障烏賊、煎りたての胡麻
細かく包丁の入った泥障烏賊に、驚くほど香りが際立った煎りたての胡麻。
泥障烏賊は寝かせてないとのことですが、ねっとりとした食感と甘さがたまりません。
鮪の黄身醤油
大好きな一品。手前と奥とで部位が違い、脂の入りの違いを楽しめます。
備長炭を押し付けた鮪は香りが豊か。ねっとりとした食感も良いです。
焼き松茸、煮えばな
松茸のジューシーさ、瑞々しさが素晴らしいです。
お米の甘みがふわっと引き立つ塩加減も幸せ。
太刀魚と茄子の天ぷら、香茸の餡
カリッと揚がった天ぷらに、香りが豊かな香茸の餡。
太刀魚は身がふっくら。
八寸
重陽の節句がテーマ。写真は2人分です。
暗く照明を落とした店内に桂剥きにした大根の行灯。
八寸の内容は以下。どれも丁寧です。
- 柿の白和え
- 秋刀魚と玉葱の酢の物
- 茄子の旨煮、おろし生姜
- イクラ、松茸と菊菜のお浸し
- 鼈の茶碗蒸し
- 鴨と葱の治部煮風
- 蛸の旨煮
- きぬかつぎ、大徳寺納豆
- シルクスイートの天ぷら
喉黒の味噌幽庵焼
たっぷりすりおろした栗を敷いて。
喉黒は甘みとコクが力強く、しっかりめの味付け。栗はふわっと溶けるよう。
舞茸はパリッとしたアクセント。
喉黒と無花果と合わせると甘じょっぱさがたまりません。
鱧と松茸の鍋
この時期ならではの組み合わせ。
鱧の良い出汁が出たスープに、ふわふわの鱧の身としゃきしゃきの松茸。
染みるような美味しさ。
鰻丼
炊きたてのご飯に皮はパリッと、身はふっくらじゅんわり焼かれた鰻。
何度食べても感動します。
舞茸といくらの炊き込みご飯
舞茸は炭火焼きしており、香ばしさが食欲をそそります。
愛媛県産フィンガーライムの酸味のアクセントがさっぱりとさせてくれます。
お味噌汁やお漬物も。
鱧と松茸のお出汁の雑炊
先程の鍋の出汁で雑炊。
もうお腹いっぱいだけど、やっぱり食べてしまう…
この後ご飯のお替わりもできますが、私はお腹がはちきれそうだったのでパス。
佐賀 完熟黒無花果のあんみつ仕立て
小豆、焙じ茶の寒天、胡桃、お餅、黒蜜
とろんとしたお餅に、キャラメリゼした胡桃のカリッとした食感が楽しいです。
和栗のアイス
ねっとりとした粘度のある、濃厚な和栗のアイス。
デザートまでしっかり美味しくて幸せ。
赤坂おぎ乃 まとめ
季節を感じるおぎ乃さんの丁寧な料理の数々。
ライブ感のあるカウンターで繰り広げられるチームワークは見ていて楽しく、時間が経つのがあっという間です。
毎回伺うのが楽しみなお店です。
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予約方法
OMAKASEにて予約可能。
毎月1日に予約枠が開放されます。
https://omakase.in/ja/r/gx748339