貴重な食体験ができるフレンチ Restaurant La FinS (レストラン ラ フィネス)
杉本敬三シェフが12年の仏滞在を経て開いた、「AUTODIDUCT(独学者)」というコンセプトを持つフランス料理店【Restaurant La FinS (レストラン ラ フィネス)】。
JR新橋駅から徒歩5分ほどのところにあります。
フランス語で“余韻”を意味し、時に“記憶”という意味でも使われるという「Finesse」が店名の由来です。
シェフは小学生の頃から日本料亭や洋菓子店で修業を始め、辻調理師専門学校・フランス料理カレッジを卒業して渡仏。8年を経て帰国し、2012年に【ラ フィネス】を開店しました。
お店に入るとバーカウンターがあり、奥にメインのダイニングがあります。
ワイングラスの種類と数が凄まじい…!
土曜日限定のランチコース
土曜日限定のランチコースは11,000円(税込)。別途サービス料が15%かかります。
ワインペアリングもお願いしました。
たしか6,000円か10,000円から選ぶことができるので、高い方にしました。
夜のコースは、ワインペアリングが5万・10万・30万とあるそう。
かなり貴重なワインが飲めるようで、ワインマニアにはたまらないお店です。
シェフ手作り ハム4種類
シェフ手作りのハムと、マカロン。
それぞれ味わいが異なり楽しく、シャンパンにぴったり。
- 京都ポークのロースハム
- お店で燻製したベーコン
- モルタデッラ、カンボジア産生胡椒
- メルゲーズ フランス産子羊とトロンペット・ド・ラ・モールというきのこ
- フォアグラのマカロン
トマトのコンソメ
豪華にグランマルニエのボトルに入ったトマトのコンソメ。
程よい酸味が爽やかです。
フルーツ玉蜀黍のポタージュ、生ハム
ポタージュはもったりと濃厚。
フレッシュな生玉蜀黍で香りとシャキシャキとした食感が楽しいです。
上には生ハムが載っており、塩気のアクセント。
パン、バター
パンに合わせるのは柚子のバター、新にんにくのペペロンチーノバター。
ブイヨンで煮浸した野菜
1人当たり300g程の鶏肉を使ったブイヨンで煮浸すようにした野菜は、ぎゅっと鶏肉の旨みが閉じ込められていてびっくりの美味しさ。
中に少しコンソメが入っているそう。
シェフは「おでん2日目の大根のような味が染みた…」と仰っていましたが、野菜のフレッシュなシャキシャキ感はしっかりと残っています。
ところどころ丸い粒粒が入っているのですが、
・黒い粒:バルサミコ酢をアルギン酸ナトリウムで
・赤い粒:シェフのお母様がつくった梅酢
だそう。いくらのようにぷちんと弾ける食感と酸味が面白いです。
噴火湾 毛蟹のグラタン
ピラフを伊勢海老のビスクでリゾットにしたもの。
ドリアより濃い目のリゾットのようなお料理です。
玉ねぎ、マッシュルーム、毛蟹、帆立…クリーミーで重厚感があります。
Meursault 1er Cru Clos Des Boucheres Monopole 2019 Domaine Roulot AOC Meursault 1er Cru
調べてみたところ、1本10万円でした…これがペアリングに出てきちゃうので、驚きです。
シェフだからこそ入手できるルートがあるよう。
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牛フィレのステーキ
目玉焼きと、ナッツとレーズンを入れた人参のサラダを添えて。
ロックフォールのソースが牛フィレの赤身感ととっても合う!
ペッシュ・メルバ
伝統的なデザートの再構築。
ルバーブと桃を薔薇のシロップでコンポートにし、クリームブリュレ、ホイップクリームを。
ピニャコラーダ風デザート
カクテルのピニャコラーダをイメージしたデザート。
ココナッツミルクをベースにパイナップルを使い、ラムを効かせて。
マンゴーをピューレにしたシャーベットや石垣島のパイナップルで夏らしく。
仕上げにココナッツミルクを液体窒素でパウダー状にしたものを目の前で掛けてくれます。
スッキリと爽やかで甘酸っぱいデザートでした。
小菓子
小菓子は生チョコレート、そしてハーブティーを。
Restaurant La FinS(レストラン ラ フィネス) まとめ
お腹いっぱいになるかな…とちょっと不安だったのですが、ボリュームと重量感のあるお料理もあり気づけば満腹に。
どれも丁寧で手が込んでいるので、お昼から贅沢な気分になれました。
ペアリングのワインは良心的なお値段ながら、普通に買うと一本10万円くらいする貴重なワインも出てきて驚きました。
ワイン好きにはたまらないお店ですが、お料理もしっかり美味しくお昼から幸せでした。
予約方法
OMAKASEから予約可能。
https://omakase.in/r/ej807305