ここでしか味わえない!北参道『おかしやうっちー』の異次元スイーツ
北参道にある完全予約制のケーキ屋さん【おかしやうっちー】は、スイーツ好きなら一度は訪れたい憧れのお店。
テイクアウトもやっていますが、イートインは1度に最大4名まで、1日4組限定で1時間ごとの入れ替え制のため、かなりの狭き門です。
オーナーシェフの内山裕介氏は、名店「Toshi Yoroizuka」や和菓子の名店「一幸庵」などで経験を積み、2019年に【おかしやうっちー】をオープン。
素材の味わいを最大限に引き出したお菓子は、ここでしか味わえない唯一無二のクオリティです。
こだわりはケーキだけでなく、1品ごとに変わるカトラリーや丁寧なおもてなしにも表れています。
美しく仕上げられたスイーツは、一口ごとに感動が広がり、異次元の美味しさを体験できます。
周年コース
通常は何品かケーキを提供してくれるのですが、今回は周年のコースをいただきました。
千葉 リュバーブの炭酸割り
こっくりとした甘さと、リュバーブの杏のような香りと酸味が爽やかです。
薔薇と桃のパフェ
薔薇のアイス、桃のシャーベット、スープに2種類の品種の薔薇と牛乳ベースのアイスクリーム。
岡山の白皇を冷凍してスープ状にしたものを上から掛けています。
香りと瑞々しさ、ジューシーな甘みのバランスが素晴らしいです。
みるく ちっちゃいの
20%くらいの乳脂肪分のクリームを使用しているとのこと。
コクがあるのに後味はスッキリで、きめ細やかで繊細なスポンジとの一体感、とてもリッチな味わいです。
フルーツなどは入っていないのですが、それだけでもう満足というかむしろ不要なくらい高い完成度です。
こちらはお誘いいただいた方のもので、「みるく」になんとキャビアが追加されています。
やさしい甘さの中に、キャビアの塩気。
なんとも贅沢なケーキでした。
リオレ
フランスの家庭おやつ「リオレ」をベースにしたミルク粥のようなもの。
高知の香り米「十和錦」を使用しています。
通常はお米から牛乳で煮るのですが、牛乳臭さが出てしまうため、先にお米を炊いてから牛乳で煮ているそうです。
お米と牛乳の純粋な香りとやさしい甘みに驚き。
粒あん・こし餡が添えられていて、一緒に食べると「おはぎ」のような味わいになります。
黒文字のゼリー
黒文字は蒸らしたりして抽出することが多いらしいのですが、こちらはドリップで淹れているためクリアな香りだけを抽出することができます。
本当にクリアで透き通る美味しさで、爽快感もほんのりと。
ゼリーは寒天でギリギリのやわらかさに固められています。
千葉 白無花果のタルト
下に敷かれているのは緩めのカスタードとピューレ。
無花果のピューレには葉っぱを入れて香りを重ねています。
タルトは薄めでザクッと。強めに焼きを入れているので香ばしさが素晴らしいです。
チョコレートカステラ
間には乳製品を使わないチョコレートのカスタードを。
しっとりふわっと、上品な味わいです。
唐辛子メレンゲ
唐辛子のピリッとした辛さをメレンゲの甘さで中和。
ほんのりと辛さを感じる程度の絶妙さです。
ドリンクはアルコールも用意されていました。
今回は東方美人と鉄観音のお茶をいただきました。
おかしやうっちー まとめ
その場で仕上げられるスイーツをコース仕立てでいただく贅沢。
繊細でとても軽く、でも奥深い。
甘いものが続いても全く嫌な感じがしません。むしろまだまだ食べたい欲が…
予約困難なスイーツ店ですが、その特別な空間と唯一無二のスイーツは、訪れる価値が十分にあるはず。
一度足を運べば、きっと心に残るひとときになるでしょう。
また行きたいなぁ。