2020年10月の再オープンから予約困難なモダンチャイニーズ わさ(WASA)
オープン当初から話題になっていたモダン中華の【わさ(WASA)】。
もともと都立大学や六本木ヒルズで営業されていたそうですが、2020年10月に恵比寿の地で再オープン。
私は山下シェフの料理をいただくのは初めてなので、楽しみにしていました。
NO看板で外観は至極シンプル、初見だと通り過ぎてしまいそうです。
コースは25,000円
コース一本で25,000円(税サ別)。
同行者はペアリングを、私は単品でドリンクをオーダー。まずはシャンパンで乾杯です。
テーブルの目の前はキッチンになっていて、シェフが調理する姿が見られます。
帆立と雲丹の包み揚げ
一口でいただくと、口の中で帆立、雲丹、バターが混ざり合います。
搾菜
ザーサイ、きゅうり、葱をふんわりエアリーに盛り付け。
山を崩さず食べることで空気感を楽しみます。
とても軽くてごま油が香り、シンプルながらとっても美味しいです。
椒麻
蒸し鮑のベニエ。
さくっと揚げられた鮑に、山椒・生姜・青葱のソース。
鮑はやわらかで上品な味わいです。
ペアリングは新政 見えざるピンクのユニコーン。
葱姜
まず出てきたのは生きている本モロコ。
これに衣をつけて揚げ、葱のソースでさっぱりと。
よだれ鶏
柔らかく火を通した高坂鶏と、1ヶ月熟成したピリ辛でコク深いのタレがとてもよく合います。
上には火を通したきゅうり、セロリ、そしてパクチー。
タレが余るので、勿体ないなーと思っていたら火を通したレタスを追加!
トロッとしたレタスとタレがよく絡みます。
牛頬紹興酒漬け
牛頬肉を紹興酒と砂糖で炊いたもの。やや甘めでしっとりホロホロな牛頬肉。
パンをいただけるので、お肉を包んで食べるとそれはもう幸せ。
ペアリングはAlsace Burlenberg 1er Cru(アルザス プルミエ クリュ)。
餃子
3つともすべて違う味。
手前は高坂鶏のシャモロック、真ん中は熊本の梅山豚、奥は茨城の梅山豚です。
小ぶりですが存在感のある餃子。
からすみの冷製ビーフン
ビーフンの上に極薄の唐墨が乗っているので、巻くようにしてお召し上がりください…とのことですが、全然うまく巻けませんでした。笑
唐墨が溶けていくような感じ、想像通りの味です。
ペアリングは DOMAINE AUX MOINES SAVENNIERES ROCHE AUX MOINES(ドメーヌ オー モワンヌ サヴニエール ロッシュ オー モワンヌ)。
フカヒレ白湯スープ
とろみのあるスープを口に含んだ瞬間、濃厚でまったりとした口当たりと旨味が広がります。
これは絶品!
シャペレー カベルネ ソーヴィニヨン “シグネチャー” ナパ ヴァレー(Chappellet Winery Signature Cabernet Sauvignon Napa Valley)。
ワサスペシャリテ 蟹炒飯
松葉蟹が…
すっかり綺麗な赤色に!
この蟹を使った贅沢な炒飯が作られます。
目の前で鍋を振る山下シェフ。
蓋を開けると、良い香りのチャーハンが。
一見すると蟹が見当たりません。
スプーンですくうと、器の底から先ほどの松葉蟹がたっぷり!
パラパラのご飯に葱の食感と香り。素晴らしい炒飯です。
ペアリングはシャブリ・グラン・クリュ・“レ・プルーズ”(Chablis,Grand cru“Les Preuses”)。
担々麺
麺の量が選べるので私は普通盛りを。写真は同行者が頼んだ多めのサイズ!(こっちの方が良い写真が撮れたので採用。笑)
こちらが普通サイズです。
まずはスープをいただくと、スッキリしつつも旨味はしっかり。
麺は小麦が香り、本当に美味しいです!〆はあまり食べない私でも多めにすれば良かったと思うくらいです。
杏仁豆腐
この杏仁豆腐が驚き!
スープ無しだと食感があるのですが、スープと一緒に食べるとスッと溶けていきます。新感覚…面白いです!
無限に食べられそうなくらい軽い杏仁豆腐です。
温かいジンジャーティー
これで料理は一通り。
WASAの料理は全体的に上品で、あまり中華が得意でない私でも箸がどんどん進みます。
特に炒飯、担々麺、杏仁豆腐が好みでした。(〆ばっかり。笑)
どちらかというとコースの序盤は量が少なく上品で、〆でお腹いっぱいになる感じ。
料理のレベルはとても高いですが、お値段も想定よりやや高めだった印象。
1人4万を超えると通える価格帯と内容では無いなぁと思いつつも、一度体験できて良かったです。