何度通っても感動、若き大将が握る すし良月(あきら)
オープン当初から通わせていただいている「すし良月(あきら)」。
親方の前岩和則氏は1991年、和歌山県生まれ。
「すし匠まさ」の2番手で活躍し、その後中華の「茶禅華」で修行。
名店を経験し、独立したのは28歳の若さ。
2019年11月にオープンし、瞬く間に予約困難店となりました。
店名は、店主のお祖父さんの名前「朗(あきら)」を分解して「良月」となったそうです。
おまかせコースはつまみから
つまみと握りのおまかせコースは38,500円(税サ込)~。
※仕入れ状況により、1,100円〜5,500円(税込)ほど値段が上がる場合あり。
品数も豊富で、お腹いっぱい楽しめる内容です。
営業時間は12:00〜、17:30〜、20:30〜の3回転制。
ランチは握りのみのコースで24,200円(税サ込)です。
千葉 黒鮑
大きな黒鮑は、やわらかさの中に程よい弾力を残しています。
熊本天草 赤雲丹
赤雲丹は先ほどの黒鮑の出汁と合わせ、郷土料理の「いちご煮」のようにしています。
磯の香りに包まれ、赤雲丹の甘さが口いっぱいに広がります。
愛媛 神経締め白甘鯛
昆布締めした白甘鯛の皮目を炭火で炙って。
皮はパリッと身はやわらかで、生ながらふわっと感もあります。
明石 鯖鮨の棒鮨
締め鯖を棒鮨に。
周りには甘酢昆布が巻かれており、甘みと旨みがしっかり。噛むと木の芽の香りが広がります。
長崎迷い鰹
藁で燻してから炭火で炙って。
こちらも白甘鯛同様にパリッとした皮と脂のじゅわっとした旨味が絶妙です。
牡丹海老
大好きな定番。
和歌山の三ツ星醤油を塗りながら焼いた牡丹海老は、トロトロで甘く、醤油の香りと相まって絶品です。
毛蟹しゃぶしゃぶ
香り高い出汁にプリプリと舌触りの良い毛蟹。
正統派から蒸し鮨まで…バリエーション豊かな握り
ここから握りへ。
中トロ
切りつけてからヒートランプウォーマーで温めており、シャリもかなり高い温度のため、口に入れた時にとろけてシャリと一体感を楽しめます。
大トロ
しっかりとした脂を感じつつ、後味はすっと心地よく消えます。
赤身漬け
切りつけた後に煮切りを塗り、軽く漬けたもの。
香りが立ち、鉄っぽさや酸味も感じられる、深みのある味わいです。
墨烏賊
コリッとした食感からの、とろけていくような変化を楽しめます。
ノドグロ 蒸し鮨
小ぶりの熱々な蒸し鮨。
自家製ポン酢の酸味がしっかり効いており、ノドグロの脂の濃厚さと相性抜群です。
日本酒もいただきました。AKABU好きです!
今治 鱚
香り豊かで、とても綺麗な味。
明石 鰆
やわらかな鰆は脂が乗って、とろけるよう。
天草 鯵
つるん、ぷりんとした舌触りで、生姜と葱の香りとぴったり。
毛蟹 蒸し鮨
大好きな良月さんの温かい蒸し鮨。
下には大葉が敷かれており、爽やかな香りで蟹の臭みがありません。
濃厚な味わいの蟹身が堪能できます。
天草 小肌
しっかり酢と塩の効いた小肌。
ぷりっとしていて甘みも感じ、好みでした。
車海老
半生に茹でて、熱した串を2箇所押し付けます。
ぷりんぷりんの甘さと、ほのかな香ばしさが絶妙です。
仙鳳趾 牡蠣
軽くボイルして甘酢で締めているそう。
口に入れると弾けるようにトロッとクリーミーさが広がります。嫌な香りが一切なく、幸せな一口です。
穴子
炭火の香ばしさと、ホロッとふわっとした食感。
穴子はお店によって「ん?」と思うことが多々あるのですが、良月さんは安定している気がします。
愛媛 雲丹
追加の握りで。
冷たく甘みがしっかりと感じられる雲丹。鼻に抜ける香りも上品です。
鰹ハラス巻き
こちらも追加。藁スモークした鰹ハラスに大葉、細く刻んだ胡瓜、胡麻を。
シャキシャキの食感の中に藁の香り。
玉子
二層に分かれた玉子。
芝海老ではなく帆立のすり身を使用し、ほわっとした甘みがまるでスイーツのようです。
長野 クイーンルージュ
すし良月 まとめ
毎回変化があり、面白く美味しい【すし良月】さん。
とても丁寧でまっすぐ、だけど工夫がたっぷりのつまみと握り。
以前より回転が増えお弟子さんもたくさんになったので、のんびりとした雰囲気からテンポ良く賑やかな雰囲気に。
変わらず謙虚な大将で、お客さんも肩肘張らずワイワイ楽しい雰囲気が好きです。
予約方法
OMAKASEサイトより受付。
毎月1日0:00ちょうどに開放ではなく、「予約受付期間」内のお席を【不定期】で開放します。
https://omakase.in/ja/r/qn357421