日本料理出身の笠本氏が織りなす天ぷらの名店 たきや
麻布十番駅から徒歩3分のところにある【たきや】。
新規の予約は不可、ありがたいことに常連さんにお連れいただき念願の初訪問です。
ザ・リッツカールトン東京で天ぷら、会席の料理長だった笠本氏が独立。
高級感のあるL字カウンターの店内です。
店主おまかせのコース
前八寸
まずは美しい前八寸。
どれから食べようか迷ってしまいます…!
山口 河豚とあん肝
あん肝に河豚の身と皮、上には河豚白子ペースト…なんという贅沢なお皿!
厚めに切られた河豚の身と、あん肝&白子ペーストのまったり濃厚さが素晴らしいです。
刻んだ白菜も隠れており、良いアクセントになります。
紫雲丹と湯葉
とろりと甘い紫雲丹と湯葉の組み合わせ。山葵が爽やかです。
空豆おひたし
つやっと優しい塩気の空豆はおひたしで。
唐墨大根
自家製の唐墨に、丸く可愛い大根。濃厚な唐墨の味わいと大根のシャキシャキ感がよく合います。
前八寸を楽しんだ後は天ぷらの用意。
車海老
紅花油一番搾りのみを使用した油を使った天ぷらの衣は、まず軽さに驚きます。
車海老のプリッとした食感が良いです。
海老頭
海老の頭はサクッとしつつ油のジュワッと感もあり、とっても香ばしいです。
銀杏
油を纏った銀杏はホクッと香り良いです。
鱚
軽くてふわっとした厚みのある鱚。気づくと全部無くなってました…美味しい。
鰆
惚れ惚れする断面の鰆。
パサパサ感はゼロで超しっとり、レア感も素晴らしいです。
たらば蟹
かつてこんなにふわっふわの蟹を食べたことがあるだろうか…驚きのふわっと感。
別添の蟹味噌につけると、濃厚さが広がってもうたまらん!
蓮根
シャクシャクとした優しい食感の蓮根。
虎河豚白子 聖護院蕪餡
調理前の白子を見せていただきました。ぷるぷるー!
聖護院蕪餡を吸った衣はもっちもちで、なかなかカットできないほど。
白子と衣、餡の一体感が素晴らしすぎます!トロトロすぎてもはや飲み物。
添えられた柚子唐辛子の爽やかさも凄く良いです。
あーーこれはまた食べたい。。。
蟹とトマトのタルタルサラダ
箸休めの一品。
炙ったトマトに蟹と玉葱。上にキャビアが贅沢に乗っています。
シャトーブリアン
美しく並べられた鹿児島県産A4ランクのシャトーブリアン。
笠本さん、楽しそう^^
たきやといえばシャトーブリアンのイメージが強くて、とっても楽しみにしていました。
トリュフ塩でいただきます。
脂っぽさのないソフトな食感のお肉に大葉の香りがマッチします!
さつま芋
さくっとした衣から、ねっとりとしたさつま芋の強い甘み!
これも美味しかったなぁ。
豚チーズ
事前予約が必要の豚チーズ。食べられるのがとっても嬉しい!
しっかりした食感と旨味の豚の中からグリエールチーズがトローリ。
香りがとても良いチーズで、想像してた数倍美味しい!
車海老
2本目。海老から始まった天ぷらは海老で終わります。
河豚天丼 唐墨かけ
ツヤツヤの河豚と唐墨が登場。
コースの終わりを告げるお食事。なんだか寂しい…(けどお腹はかなり満たされている!)
蓋を開けると、黄金の唐墨がたっぷり!河豚の天ぷらが乗った贅沢な天丼です。
ご飯はただの白米でなく、角切りの大根が混ぜられておりサッパリいただけます。
とてもバランスが良くて幸せの一杯…。
あまおうのゼリー
デザートは2品。まずはあまおうをたっぷり使った苺のゼリー。
下にはカスタードソースが敷かれています。
わらび餅、お茶
上品な甘みのわらび餅で一通りが終了。
笠本さんの人柄が出るほっこりとした雰囲気と、天ぷらとしても日本料理としてもレベルが高くバランスの良いコースは、素晴らしいの一言でした!
自力で予約は取れませんが、また伺いたいお店です。ごちそうさまでした!
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